いつもよりも早い春が訪れました。始まりを告げるツクシもフキノトウも、まるで暖かさに我慢できずに吹き出てきたようでした。
さて昨シーズンの冬は記録的な雪不足と新型コロナウィルスの影響で、白川郷へお越しいただいた方が本当に少なかったです。とても残念でした。
しかし春の風景は変わらず美しいままです。合掌家屋と新緑と残雪と、カタクリとギフチョウとオオルリと。人間の悩みには全く関係なく、いつも通りの姿を見せてくれます。我々の生活もかくありたいと思わせてくれます。
このきれいな空気とおいしい水で体を癒し、森の中で遊んだり学んだり成長したり。そのような景色もまた変わらず続いていくのが良いと私たちは考えています。子どもたちは知恵を身につけ森を駆け巡り、大人の方々はゆっくり過ごす。そんな休日スタイルをこの機会にもっともっと多くの方に体験いただきたいと思っています。
「外で遊ぼう。森へ行こう」
今年度もよろしくお願いいたします。
理事長 田中 泰