白川郷自然共生フォーラムは
人と自然の架け橋です。
白川郷自然共生フォーラムは、世界合掌集落のある白川村を拠点とした、地域、環境NGO、企業が三位一体となって環境を取り巻く諸課題に地道に取り組むという、我が国では珍しい組織形態のNPO法人です。
三者のそれぞれの強みを生かし
「Think Globally Act Locally」
という精神で、環境教育の普及・啓発及び地元白川村をはじめ、幅広い地域の自然環境保全に貢献していくことを目的として設立いたしました。
組織について取組内容
大窪池を愛する会
NPO法人白川郷自然共生フォーラムでは、かつて集落が広がっていた自然學校周辺のフィールドづくり・環境整備に力を注いでいます。
その活動の1つとして「大窪池を愛する会」と銘打って、大窪池や馬狩谷の流水部、周辺散策路の保全活動を計画しております。
大窪池はミズバショウの群生地で、白川村の文化財にも指定されています。春先になるとその美しい姿を見に訪れる方もいらっしゃいます。
かつては大窪池でキャンプを行ったり、コンサートを行ったりと、村民にとっての憩いの場だったそうです。しかし大窪池は数年前の雪崩で立木が倒れ、散策路や元キャンプ場の広場は荒れたままで放置されています。
ここを保全し、訪れた人が自然に歩きたくなる憩いの場にすることを目指しています。
里山遊び塾
地域に根ざした体験活動・交流活動を通して白川村全体で子どもを育む環境を充実、地域の教育力の再生を図る事業に平成18年4月から取り組んでいます(2020年度から「白川村でもしもを生き抜くスキルアップ学習」)。
トヨタ白川郷自然學校
当会では、2005年からトヨタ白川郷自然學校の運営を受託しております。
世界文化遺産白川郷合掌集落と霊峰白山の麓に広がる大自然をフィールドとしたトヨタ白川郷自然學校では、四季折々の多彩な自然体験プログラムを準備し、子供から大人まで、どなたでもお気軽にご利用いただけます。
※会員様のご宿泊には、割引特典があります。
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講演会
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トレイル
NPO法人白川郷自然共生フォーラム会報誌
シンビオシスレターSymbiosis Letter
ウェルビーイングという言葉を目にするようになりました。これは身体的・心理的・社会的に良い状態ということだそうです。
日本語では「幸せ」と訳されることも多いようですが、実際の概念はもっと広い意味を含んでいます。
「嫌なこともあるけど全体で見ればいい人生かな」という感覚と、「なんだかいま幸せ!」という体験がときどきある、その総計とも言われています。
嫌なことも含まれているのがポイントではないでしょうか。
また嫌なことをリセットする「ポジティブ比」という考え方があります。
1つの嫌なことをリセットするには3つの良いことがあればよいそうです。
だから自分で自分をポジティブにする処方箋を用意しておくと良いとのこと。
ホッとする飲み物を飲む、気持ちが安らぐ音楽を聴く、漫才を見て笑うなど。
気持ちの浮沈や山谷を自分で何とかする取り組みとして活用できそうです。
そういうことであるならば自然の中で過ごす・遊ぶということもその処方箋に加えるのはいかがでしょうか。
なぜなら自然の中へ足を運ぶと、意図しなかった複数のポジティブに出会うからです。
道中のきれいな花や鳥の声、頬をなでる風の冷たさ、土や水の香りなど、一度の外出で二度も三度もおいしいのです。
嫌なことが多少あってもウェルビーイングでいられる社会づくりに自然体験は大きく貢献できると感じております。
天気が良い日は外へ出ましょう。
理事長 田中泰
入会のご案内
当法人の設立趣旨に賛同される方、共同で課題に取り組んで行こうという方を対象に会員を募集をしております。
幅広い方面の方々の参加をお待ちしております。